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10月半ばから低い山々でも紅葉が始まります。私が子どもだった頃は、家はみな一軒で、大きな家にはそれなりの庭、小さな家にもそれなりの庭がついていました。庭には、松、杉、椿、などの常緑樹や、紅葉、銀杏などの落葉樹が植えてあり、そこに住む人の趣味が表れ、道々行く人にも風情をみせてくれていました。
しかし狭い島国日本の住宅事情は激変し、今では、庭よりも自家用車の駐車場。一軒家よりもマンション。という事で、昔と比べると何の風情もない風景に変わりました。人口増、都市化が進み、致し方ない事です。
私共が育った頃は、登下校に出会う小さな庭々が見せてくれる四季の変化に、子どもなりに“移ろい”を感じて大きくなりました。それが今の私共の年齢の差が持つ感情が発生した所ではないでしょうか。
道のアスファルトを持ち上げて咲くスミレに思わず親子が歓声をあげるひとこま、そんな場面にも「親子で可愛らしい感性を分かち合う瞬間」が生まれるのではないでしょうか?
私の80歳の誕生日と重なって“アソカ学園の80周年”心より嬉しく思います。