■キャプテンパパ結成!

 昭和から平成へ新しい時代に変わった時、情報化は加速しながら進化の兆しを見せはじめていました。そんな世情と共に「少子高齢化」が叫ばれ始め、子育てを取り巻く環境も激変し、家族の価値観も多様化していきました。

 そんな中、人間形成の最も基本となる幼児教育において、家庭教育が重要視され、とりわけ「父親のあり方」がクローズアップされ始めました。そんな世情を予見していたわけではないのですが、平成7年7月、「お父さん集まって下さい」と城北幼稚園で呼びかけがおきました。

 まずはじめに「お父さん同士で語り合いましょう」と募り、平日の夜、20数名のお父さんが来園してくれました。これが父親サークル・キャプテンパパ(以下CP)のはじめの一歩。<理想の父親のあり方>を説くのではなく、それぞれの家族において、家族の文化にあった主将(キャプテン)でありたい、と願いを込めての命名でした。

■ ウミガメ放流会やスターウォーク。パパならではの独自イベント

 オムツ替えや入浴、子どもとの関わり方、家事参画、といった強制的な子育て参加ではなく、お父さん自身の意識と関心のレベルをほんのチョット、今より10%上げられたら家族の笑顔も増えるだろう、との思いを胸に、園の行事サポートやCP独自のイベントなどを通して活動が始まりました。

 お父さん達が時間の許す中で、父親同士のネットワーク、それぞれの個性と英知を集結し楽しく活動しています。それまで知らなかった家族同士がCPを通じて仲良くなり、家族同士のお付き合いにもなっているケースも多くなりました。

 各学期に1度開催される「父親懇話会」は「懇談会」ではなく、コーヒーを飲みながら座談会。「最近、ウチの子さ〜」、「小学校に通う上の子がね」、「先週、家族で行った公園が―」、「あの抜け道―」、「あのお店―」など、仕事場等では語れないことを気軽に語り合っています。

 アカウミガメの放流会や真冬に行うパパとスターウォーク等は毎年恒例のCP大イベント。園の運動会では競技補助やお父さん独自の競技。遊戯会のステージでもパフォーマンスを披露するなど、大活躍中です。参観会に来園しているだけなのに、「あっ、キャプテンパパだ!」と園児から声をかけられることも度々。

■ 家族のキャプテン、子供たちみんなのキャプテン

 男性は単純というか、いつまでも子どもというか、正義の味方に憧れロマンに夢馳せているというか…。何歳になっても<少年の遊び心>が身体のどこかに隠れているのでは…そんな遊び心をチョットだけ、子どもの前で、幼稚園で引き出すだけでも皆がしあわせな気持ちになれるはずです。このようなCPの志を、そして喜びを、少しでも皆さんと分かち合えたなら幸いです。

 少し大げさな表現かもしれませんが、「日本はどこへ向かうのだろう?」と、最近感じた事はありませんか?もう少し現実的にいえば、我が子の10年後、世の中はどうなっているのか?学校生活、地域環境、もちろん親子関係も…。

 おそらく、これからしばらくの間は様々な形で<子育て環境>の変化は続くでしょう。そんな状況の中でも、子どもたちが心身ともに健全で元気に生活できるよう願うのは親心であり、アプローチしていくことは親の義務ではないでしょうか。

 自分の子ども以外の子どもたちと関われるお父さん、自分のお父さん以外のおじさん達と関わりがもてる子どもたち。これは幸せな環境だと思います。CP活動は、父として、社会人として、子どもたちを見守り一緒に育ち合える、最高の<きっかけの場>と感じています。

お問い合わせ 「アソカ学園城北幼稚園 キャプテンパパ」    
TEL:053-472-0336 メール:jyouhoku@asikagakuen.jp