2017年の最後の一ヶ月になりました。年末年始を迎えるにあったって、日本中が慌ただしい雰囲気になります。昔ほどではありませんが、やはりお正月は、何か精神的にも大きな意味を持つ特別な日になります。

 寒いのに、家中の窓を開け放って一斉に行われる大掃除。コンビニも無く、お正月三ヶ日は全てのお店も閉まる時代は、御節料理を作ったり、お買い物に奔走する人々。その勢いに圧倒されて、いつもより随分と聞き分けの良い子どもたち。子どもだった私にとっても、年末の喧騒直後、一夜にして訪れる、静寂のお正月は、何か全てを変えてしまう怖いものが来るような、ドキドキ感で迎えたものでした。元旦の朝、目が覚めるとすぐ、木をかき分けて庭の奥へ走って行き、昨日の夕方まで、小枝と枯葉を集めて作っていた "秘密基地" が、作りかけのまま残っているのを確認してホッと安心した子どもだった頃を思い出します。

 年末になりますと、交通事故や不慮の事故などのニュースも急増してしまうのが、残念ながら毎年のことです。各ご家庭でのお正月の伝統は、お子さんの理解度と共に少しずつ年々積み重ねていってください。お家の中が少しくらい散らかっていても、御節料理やお正月飾りが揃っていなくても、家族みんなが笑顔で迎えられたら、それが一番良いお正月になります。

理事長 朝元 百


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